「専門実践教育訓練」の指定講座
4月1日付で新規講座は229講座に
2023/3/29更新
厚生労働省は、教育訓練給付の対象となる「専門実践教育訓練」の2023年4月1日付
け指定講座を公表した。今回、新規に指定する講座は、デジタル技術の進展を踏まえた
ニーズに応じた人材育成を行う第四次産業革命スキル習得講座や、介護福祉士、看護師
などの資格取得を目標とする養成課程など計229講座。また、働きながら学びやすくす
る観点から、オンライン講座51講座、夜間講座19講座、土日講座20講座をそれぞれ新た
に指定した。この結果、専門実践教育訓練給付の対象となる新規指定は229講座(再指
定262講座)、これまでに指定したものを合わせると、2023年4月1日時点で2820講座
となる。
「教育訓練給付」とは、労働者の主体的なキャリアアップを支援するため、厚生労働
大臣が指定する教育訓練を受講・修了した際に、訓練経費の一部を雇用保険により給付
するもの。オンライン講座は、通信制の講座のうち、一部又は全部をe-ラーニングによ
り実施するもの。
「教育訓練給付」のうち「専門実践教育訓練給付」は、中長期的なキャリア形成に資
する講座について、受講する労働者が支給要件などを満たし、かつ、ハローワークで支
給申請手続きを行うことで、受講費用の50%(年間上限40万円)を6ヵ月ごとに支給す
るもの。また、訓練修了後1年以内に資格などを取得し、就職などをした場合には、受
講費用の20%(年間上限16万円)を追加支給する。