22年公認会計士試験の合格者
11年ぶりに高水準の1456人
2022/12/2更新
金融庁の公認会計士・監査審査会が発表した2022年公認会計士試験結果によると、合
格者数は前年に比べ96人(7.1%)増加の1456人となり、2011年(1511人)以来、11年
ぶりに1400人を超える高水準だった。
願書の提出者数は、前年を32.4%上回る1万8789人(男性1万3935人、女性4854人、
女性比率25.8%)で、論文式合格者数は1456人となり、合格率は同▲1.9ポイントの7.7%
だった。
短答式試験合格者数は前年比▲3.9%減少の1979人、前年・前々年の短答式試験合格
による短答式試験免除者数は同8.1%増の2088人で、合計同1.9%増の4067人が論文式試
験を受験し、1456人が最終的に合格している。また、論文式試験の一部の試験科目につ
いて、合格発表の日から起算して2年を経過する論文式試験まで免除を受けることがで
きる一部科目免除資格取得者は504人だった。
今回の合格者の最高年齢は58歳、最低年齢は17歳で、平均年齢は過去最低の24.4歳。
20歳代は全体の86.9%を占める1414人。女性は全体の22.5%を占める327人だった。
合格者の学歴は、44.1%(642人)が「大学在学(短大含む)」、43.4%(632人)が
「大学卒業(同)」。また、合格者の職業は、「会計士補」(3人)以外では、「学生」
(58.2%)・「専修学校・各種学校受講者」(7.9%)が66.1%(963人)を占め、次い
で「無職」が18.6%(271人)などだった。