全労働者に占める若年労働者割合
5年前に比べて3.6ポイント低下
2024/11/13更新
厚生労働省が、5人以上の常用労働者を雇用する事業所を対象に2023年10月1日現在の状況で実施した「2023年若年者雇用実態調査」結果(有効回答数7867事業所)によると、2023年10月1日現在で、15~34歳の若年労働者が就業している事業所の割合は73.6%となっており、その内訳は「若年正社員がいる」事業所が62.0%、「正社員以外の若年労働者がいる」事業所が34.4%となっている。
全労働者に占める若年労働者の割合は23.7%となっており、5年前の2018年の前回調査(27.3%)からは3.6ポイント低下した。「若年正社員がいる」事業所割合を産業別にみると、「金融業,保険業」が86.6%と最も高く、次いで「電気・ガス・熱供給・水道業」79.0%。
一方、「正社員以外の若年労働者がいる」事業所の割合は「宿泊業,飲食サービス業」が 60.4%と最も高く、次いで「教育,学習支援業」が 49.7%となっている。
過去1年間(2022年10月~2023年9月)に正社員として採用された若年労働者がいた事業所の割合は33.4%、正社員以外の労働者として採用された若年労働者がいた事業所は19.8%。産業別にみると、正社員では「金融業、保険業」(56.2%)、「情報通信業」(53.1%)の順で、正社員以外では「宿泊業、飲食サービス業」(34.1%)、「教育、学習支援業」(32.7%)の順で高くなっている。