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2023年公示地価は2年連続上昇
コロナ禍前への回復傾向が顕著に

2023/4/20更新

国土交通省が3月22日に公表した2023年1月1日時点の地価公示によると、商業・工
業・住宅の全国全用途平均で1.6%のプラス(前年0.6%)と2年連続で上昇した。上昇
率は2008年(1.7%)に次ぐ15年ぶりの高水準となった。住宅地は1.4%(同0.5%)、
商業地は1.8%(同0.4%)とともに2年連続で上昇。新型コロナ感染症の影響が和らい
で、都市部を中心に上昇が継続するとともに、地方部においても上昇範囲が広がるなど、
コロナ禍前への回復傾向が顕著になった。

 

地方圏は、全用途平均が前年比1.2%(前年0.5%)、住宅地が1.2%(同0.5%)、商
業地は1.0%(同0.2%)で、いずれも2年連続の上昇となった。地方四市(札幌市、仙
台市、広島市及び福岡市)では、全用途平均(8.5%)・住宅地(8.6%)・商業地(8.1%)
のいずれも上昇を継続し上昇率が拡大。地方四市を除くその他の地域では全用途平均
0.4%)、住宅地(0.4%)、商業地(0.1%)ともに上昇に転じた。

 

全国の最高額は17年連続で東京都中央区銀座4の「山野楽器銀座本店」で、1平方メ
ートル当たり5380万円、前年比1.5%上昇した。

 

ところで、毎年7月には国税庁から相続税・贈与税を計算するときの土地の評価額で
ある路線価が公表されるが、地価公示価格は、売買実例価額や不動産鑑定士等による鑑
定評価額等とともに、路線価を算定する際の基となる。今夏公表される2023年分路線価
への地価公示価格上昇の影響が注目される。

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