BtoC−EC市場規模が拡大EC化率は8.78%と増加傾向に
2022/9/13更新
2021年の日本国内のBtoC−EC(消費者向け電子商取引)市場規模は20.7兆円(前年比7.4%増)に拡大したことが、経済産業省が公表した「電子商取引に関する市場調査」で分かった。また、2021年のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は372.7兆円(同11.3%増)に拡大。EC化率は、BtoC−ECで8.78%(同0.7ポイント増)、BtoB-ECで35.6%(同2.1ポイント増)と増加傾向にある。
BtoC−EC市場規模の内訳は、「物販系分野」が13兆2865億円(前年比8.6%増)、「サービス系分野」が4兆6424億円(同1.3%増)、「デジタル系分野」が2兆7661億円(同12.4%増)。また、物販分野における2018年のスマートフォン経由のBtoC-ECの市場規模は7152億円増の6兆9421億円という推計結果となった。これは物販のBtoC-EC市場規模13兆2865億円の52.2%に相当する金額だ。
各分野の商品/サービスごとの市場規模をみると、物販系分野では、「食品、飲料、酒類」(2兆5199億円)、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」(2兆4584億円)、「衣類・服装雑貨等」(2兆4279億円)、サービス系分野では、「旅行サービス」(1兆4003億円)、「金融サービス」(7122億円)、デジタル系分野では、「オンラインゲーム」(1兆6127億円)、「電子出版(電子書籍・電子雑誌)」(5676億円)の市場規模がそれぞれ大きい。