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1口1万円の不動産投資で京町家を再生 2分で4,000万円を集めた新たなフィンテック

2017/12/18更新

 

「不動産投資=まとまった金額が必要」というイメージがないだろうか。それを払拭するサービスが次々に登場している。最近増えているのが、クラウドファンディングの手法を活用したソーシャルレンディング型の不動産投資だ。

特に注目を集めているのが、ロードスターキャピタル株式会社が手がける「OwnersBook」。20149月に、国内初の不動産特化型クラウドファンディングとして誕生し、東京23区とした案件を提供してきた。なんといっても11万円から投資可能というのが興味深い。利回りは年換算46%の案件が中心で、すべて不動産担保付。これまで全案件が満額で成立し、貸し倒れ件数ゼロの高実績。今年9月には東証マザーズへの上場も果たした。

同社は社会貢献につながる案件も提供している。11月に京都で空き家となっている町家を再生して宿泊施設につくりかえるプロジェクトを開始。スタートから2分足らずで予定していた約4,000万円の資金調達に成功した。下京区という有数の繁華街にある物件ということも、成功の理由のひとつだろう。魅力ある物件を活用し、食指が動く企画に仕上げる―ビジネスの王道に加え、最新フィンテックでスピードも確保。今後の不動産投資の雛形のひとつを提示しているといえよう。

 

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